忘れることも必要

2019年04月13日(土) 11:54

前から思っていたのですが、世の中に「忘れることは悪いこと」という考えが強すぎるのではないかと思います。何かあると忘れさせない、風化させないという努力は称賛されますが、果たしてそれは必ずしも正しいのかと思うことがあります。

人間は忘れる動物です。脳の能力が有限である以上、すべての記憶を保持することは不可能だからです。しかし、そのおかげで思い出したくないこともいずれは忘れていきます。そうして苦しみや悲しみから立ち直っていくのです。楽しいことも忘れていってしまいますが、これはトレードオフの関係でしょう。そして、忘れることを免れたもの、つまり記憶に強く残っているものは経験の宝と言えるでしょう。それが記憶の中から選別されて残ることによって、ノイズのなくなった経験が生きる上で役に立っていくのだと思います。

前置きが長くなりましたが、ゲームの話をしましょう。ゲームが好きな人なら、過去の作品の中で不朽の名作と信じるものがいくつかあることでしょう。しかし、人が作ったものが永遠に存在し続けることは不可能でしょう。いずれどれもが忘れ去られていく時が来るのではないでしょうか。取るに足らないものはそれがあっという間に起き、数多くの人から称賛されたものはそれがなかなか来ないというだけのことだと思います。古いものが忘れられていっても、残ったエッセンスから新しいものが生み出されていけばいいのです。そうして新陳代謝が図られることによって、我々は飽きることなく楽しみ続けることができるのです。

さて余談ですが、今自分はタウンシップをやっています。箱庭系シミュレーションは好きだったのですんなりなじめました。数百円程度の少ない単位で課金できるのもいいところです。計画を立てて物事をやるのは得意ではありませんが、頭の体操としては悪くないでしょうし、うまくいくと気持ちがいいですね。これからも続けていきたいと思っています。

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